2024年3月、とある金曜日の日記。
今日は仕事は休みを取り、久しぶりに都心に行って、まつげパーマをかけたり、美容院に行ったりした。
結果、なんだか自分がよりブサイクになった気がして、落ち込んだ。
髪が綺麗になったのは嬉しかった。プロの仕事で、とても似合う髪型にして貰った。でも、美容院の鏡に映った自分の欠点が気になった。クマすごいなぁとか、小鼻の赤みが気になるなぁとか、歯並びが気になるなぁとか、もっと肌が白ければいいのに、とか…
もっと綺麗にならないと、と、呪いのように思った。
と言っても、こう思ってしまうのはこれが初めてじゃない。都心に行くたびに、綺麗で洗練された女性と自分とを比較しては、落ち込んでしまう。
この呪いの解き方は、まだ分からない。
世界で一番の美人になりたい訳じゃない。ただ、私が私自身のことを、「今日も可愛い」って自信を持って言えるくらい、綺麗になりたいだけ。
電車に乗る度、あぁ、あの女性は髪が綺麗だなとか、ネイルが素敵だなとか、美人だなとか、いちいち自分と比べて、しんどい気持ちになった。
都心に行かない時はそこまで思いつめることは無いから、「他人と比較してしまう」という辺りが、呪いの根っこにあるものなんだろう。
今日は、しんどい日だった?、と自分の中の赤ちゃんに問いかけてみる。多分、Yesだ。刺激が苦手で、何でもかんでも人と比べてしまう私が、美男美女のひしめく都心に行って、満員電車に乗って、予定をギチギチに詰め込んだから、まぁ、そりゃそうだ。
香山リカさんの、「生きる力をつける処方箋」という本にあった、「内なる結婚」に囚われている女性たち、という文章を思い出した。わたしがこんなにも綺麗になりたいのは、ただ結婚したいだけなのかなぁ。もちろん、表面的な結婚、という訳ではないにしろ。
でも、もしそうなら、「すごく可愛い」を目指さなくても、「そこそこ可愛い」くらいで満足できるはずなのに。なんでこんなに、ずっとずっと上を目指し続けてるんだろう。どうしてこんなに、ずっと苦しいんだろう。
いつか、この呪いも解けるといい。王子様のキスを待つのではなく、自分で1歩を踏み出す勇気を、持てるといいな。
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