2024年6月、久しぶりの日記。
夜遅く、家路につきながら、思ったこと。
すべてが永遠じゃないんだってこと。
職場だって、割と高い頻度で異動がある。場所も変わるし、人も変わる。
自分が慕っていた上司とも、自然と疎遠になる。
ここがわたしの第2の故郷と思っていた土地も、一度離れれば、ただの思い出になり、
その思い出すら、いつか忘れていく。
親だって、わたしが子供のころのように、精力的ではなく、老いて、小さくなった。
自分も、ずいぶんと変わった。
そして、いつかは死ぬ。
普段はそんなことを考えもしないけれど、唐突に、この時間が永遠ではなく、淡々と日々を積み重ねているようで、今日という日は二度とこないのだ、と。いつか、両親も死ぬ、いつか、慕っていた上司も死ぬ、わたしも、いつか、生きてきた時間より、残り時間の方が短くなる時がきて、やがて死ぬのだと、とりとめもなく思った。
だったら、やっぱり、好きなように生きて、一日でも多く、人生を味わい尽くして、死にたいなぁ。
もっと綺麗になりたい。もっと多く、文章を残したい。やりたいことを、すべてやり尽くしたい。
まだなんにも、諦めたくなんかないんだよ。
急にこんなことを考えたのは、たぶん、職場ですごくお世話になった人が、最近異動になったからだ。
その人は、自分が昔、鬱寸前になったときも、ただ『会社には、あなたが快適に働けるようにする義務があるから』とだけいって、ただ話を聴いてくれた。仕事が思うように進まないことも、責めなかった。それがどんなに、ありがたかったことか。
でも、このまま依存してしまうよりは、離れてしまった方がずっといい。
寂しいけれど、でも、ずっと同じところに留まるより、ずっといい。
きっとこの寂しさも、新しい何かで埋まっていくんだろう。
いま、私が寂しかったこと。新しいもので埋まる前に心を占めていた、当時のわたしにとっては、大切なものたち。
それを忘れないために、日記をつけているんだと思う。
ありきたりな言葉だけど、一日一日を、大切に生きよう。
では。
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