【日記】独身女、定時で帰ってもやることない。

2024年5月、月曜日の日記。

今日は滞りなく仕事が終わり、定時で帰宅。

でも家に帰っても、特に楽しいことは無い。恋人と晩御飯を食べる予定もなければ、可愛いペットもいない。ゲームもイマイチハマらない。料理も嫌い。Netflixだって、沢山ありすぎて選べない。本を読む気力は残ってない。

こんな、心が少しづつ削れていくような寂しさを感じるくらいなら、仕事に忙殺された方が、まだマシだ。自分ってこれでいいのかなぁって考えられちゃうくらい、時間が余ってるのが、逆に辛い。

とりあえず、自分磨きでもしようと、YouTubeでメイク動画をみる。Instagramを開いて、ファッションやスキンケア、ダイエットの情報を集める。そうすると時間が過ぎる。今日も無駄に過ごしてしまったと、虚しい気持ちと孤独感に、押しつぶされそうになる。

ジムに行って、資格勉強をする日もある。ジムに行くと、心の寂しさを忘れられる。勉強をすると、安心する。私は、少しだけど前に進んだんだと思える。

でもこれが私のやりたいことなんだろうかと、また、モヤモヤしてしまう。ジムに行き、勉強する。そんな「立派な放課後」を過ごすことが、私のやりたかったことなんだろうか。

キラキラしたOLになりたい訳じゃない。ただ、子供の時みたいに、真っ直ぐに世界を楽しみたいだけ。早く家に帰ってこれやりたいな、アレやりたいなって、ワクワクしたいだけ。自分には自分だけの、不可侵の世界があるんだって、思いたいだけ。

こんな時に読みたくなるのは、やっぱり中村うさぎさんの本。

ぶっちゃけ、メンタルが元気な時しか読めないけど。

私が抱えているモヤモヤごと、うさぎさん自身の内蔵を取りだして、絞り上げて語ってくれる。そんなすごく切実で、読んでいる方も切られてしまう本だから。

でも、たまにはこうやって、うさぎさんの本を読んで、自分自身を掘り下げる。掘り下げたくないところまで、掘り下げて、自分の欲望と向き合ってみる。

仕事なんてしたくない。

なのに、社会と繋がっていたい。

ジムも勉強も、自分が見栄っ張りで、愛されたいからやってるだけ。

でも、最近はほんの少しだけ、「勉強」にそれ以上の、何か貴い、思想とか、教養みたいな何かを、掴みそうになることがあって、それを忘れたくないというのも、本当の気持ち。

本当は、とても寂しい。

頭なんて良くなくていい。馬鹿でいい。馬鹿でいいから、もっと素直に愛されたかった。

本当は、ご飯に誘いたかった人がいたけど、意気地無しだから誘えなかった。

親が体調を崩すと、不安になる。

どうしようもなく、独りぼっち。

つまんない人生と思いながら、つまんないことを認めた瞬間、少し楽になった。つまんない自分。つまんない人生。他人のオススメを試してみても虚しいだけ。でも生きてる。

生きてるだけで幸せなんて嘘だ。健康なだけで幸せなんて嘘だ。1人は気楽で素晴らしいなんて嘘だ。

幸せなんかじゃねぇ。寂しいよ。しんどいよ。自分の人生これでいいのって考えちゃって、でも現状を壊すなんて、誤魔化してきた自分の出来の悪さが露呈するからヤなんだよ。

無闇に知ったかぶりしてオススメしてくんな、アドバイスなんてしてくれるな。あんたに私の何がわかんだよ、と世のインフルエンサー達に八つ当たりしたくなる。でもそうなんだよ。私の悩みなんて、なんも特別じゃないんだ。ありふれてるんだ。でもやっぱり、悩んでる私はたったひとりきりなんだ。

ここまで掘り下げたら、まあまあスッキリした。

やっぱり、今日はジムには行くし、勉強もするよ。

努力を積み重ねたいって気持ちも、本当だから。

今週のどっか、きっとご飯に誘えるよ、と自分に言い聞かせて、とりあえず日記はおわり。

明日はもっと、今ある幸せに気付きたい。

つまんない自分に素直になりたい。

では。

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